2017年12月4日月曜日

オーディオピープル vol.9 MICRO DD-5 テスト 

audio people DD-5レポート
Aidio People No.9 1976

http://5551.verse.jp/pub/audiopeople_vol9/DD-5_test_audiopeople_vol9.pdf

行方洋一

大型インシュレータに乗った非常にコンパクトなでき上りの製品である。

大型箱にはいったものとくらべると大きさの点で少々見劣りはするが、内容はどうしてどうしてリッパなものである。専業メーカーの良さとでもいうのか内容の良さに十分感じられた製品である。

S/Nも良く、音も非常にスッキリしておりセッティング場所もあまり選ばないように感じた。ワンスイッチスタイルのスピード切り替えなど、使いやすさに魅力があり、デザインもマイクロトーンで作られている。アームとシェルをジョイントするリングの部分のゴムは使いやすく大変親切だ。こんなところにマイクロならではの心使いが感じられた。アームの動きもよく、アームエレベーションの精度も大変よかった。


和田則彦

ワン・ボタンによる33/45rpmプッシュ/プル切替が大変よい。

アームのネックのリングや、カウンターウェイトの針圧調整リングがゴムの梅鉢式になっているのは、抜群の操作性で、デザインとしてもグウだ。アームリフターの垂直度もきわめてすぐれているし、昇降操作もスムーズだ。

ワウ/フラッタも全くといってよいほど検知できない。

ストロボの照明燈がやや暗く狭角度なのが残念だが、室内照明が普通なら問題なかろう。

トータル・ハウリング・マージンは抜群で、足廻りのインシュレーションもしっかりしている。

インサイドフォース・キャンセラーは目盛り盤(固定式)が大きく見やすい反面、調整軸の黒点があまりに小さすぎて見にくいのが玉にキズだ。

いずれにしても「マイクロ」の名は体を表わすようで、長年の経験が細部の隅々にまで行きわたったゲミュートリッヒ(快適な)な温かみのある名品である。




他のテスト機種を含めた総評にて


行方

コストも考えると良く作られたシステムに感じられた。シンプルなものでそれでいて使いやすさ等も含めて素晴らしかった。今日の試験機中ピカ一であった。

和田

全体的に見るとマイクロ DD-5が専門メーカーの年輪の重みを感じさえる信頼性とシンプルな使い勝手のの良さで光る。



























動負荷変動特性テスト アタック音の再生に対し、どれだけ回転数が影響されないか。
回転数が変動しても、どれだけスムーズに復帰するか、を見たテスト。

DP-790のように「鬼のように安定する」と言う状態ではないが、スムーズに元に戻る。速度変動は2コマの範囲に納まる。神レベルのDP-790はほぼ一コマ。DD-5も大変優秀と言いたい。



























ワウ・フラッタによる乱れは大変少ない。
特に、フラッタの小ささが良い。




























































1 件のコメント:

  1. Здравствуйте. У меня такой же DD5. У двигателя меняются обороты. Скажите пожалуйста, где можно взять схему принципиальную?

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